国産品 酔夢譚

国産品を応援するブログです

読書感想文にも間に合う?!夏休みの小学生高学年にオススメする読書五選

昨日、中学生向け読書おすすめ本の記事を書いたところカミさんに、「小学生向けも書いて欲しい」と頼まれました。どうやらママ友との話題で「読書感想文」が上ったようなのです。なるほどと思い小学生向けの本を書棚から引っ張り出してみました。

ちなみにうちの書斎には子どもたちの目線の高さの棚には、その高さの子どもたちの年齢で読んで欲しい本を集めるという仕掛けを施しています。全然、反応してくれないんですけどね。

f:id:koku3:20180819093226j:plain

夏休みの小学生(特に五〜六年生)におすすめする読書五選

十五少年漂流記 : ジュール・ヴェルヌ

十五少年漂流記は男の子だったらぜひ読んで欲しい本ですね。想像力をたくましくして遊ぶのに最適な本だと思います。兄弟がいるのであれば、船ごっこなどをするのにも導入として最適でしょう。

※船ごっこについては、ご想像にお任せします。ひとそれぞれの「ごっこ」があると思いますので。 

そうだ。大人たちは一人もいないのだ。

嵐にもまれて見知らぬ岸辺に漂着した十五人の少年たち。生きるためにあらゆる知恵と勇気と好奇心を発揮する冒険の日々が始まった――!

14歳のゴードンを頭に15人の少年たちだけを乗せたスクーナー船が、ふとしたことから荒海に出てしまった。大嵐にもまれたすえ、船は、とある岸辺に座礁。島か大陸の一部かもわからないこの土地で、彼らは生きるためにさまざまな工夫を重ね、持ち前の知恵と勇気と好奇心とを使って、スリルに満ちた生活を繰りひろげる……。“SFの祖"ジュール・ヴェルヌによる冒険小説の完訳決定版。

十五少年漂流記 (新潮文庫)

十五少年漂流記 (新潮文庫)

  

蜘蛛の糸・杜子春 : 芥川龍之介 

大人であれば誰でもタイトルは知っている「蜘蛛の糸」、でも実際に全文を読んだ事がある人は少ないと思います。そんな「蜘蛛の糸」は実は本を読む習慣のないお子さんにとってうってつけの本だと考えます。何よりもその本の薄さが手に取る障壁の低さに繋がると思うからです。そして話の内容もドキドキ感があり、一気に読ませるものです。最初の一冊としてオススメではないでしょうか。

地獄に落ちた男が、やっとのことでつかんだ一条の救いの糸。ところが自分だけが助かりたいというエゴイズムのために、またもや地獄に落ちる「蜘蛛の糸」。大金持ちになることに愛想がつき、平凡な人間として自然のなかで生きる幸福をみつけた「杜子春」。魔法使いが神の裁きを受ける神秘的な「アグニの神」。少年少女のために書かれた、健康で明るく、人間性豊かな作品集。 

蜘蛛の糸・杜子春 (新潮文庫)

蜘蛛の糸・杜子春 (新潮文庫)

 

冒険者たち : 斎藤惇夫

わたしの書棚に刺さっているこの本を一番読んで欲しいのだけれど、誰も手にとってくれません。ワクワクドキドキの冒険小説として、小学校の子どもさんに面白いと思うのですが。幼少の頃の記憶というのはすごいものがあります、わたしの中にあるイタチが悪者というイメージはこの本からきているのですから。

最近、映画化されたようなのでそちらから入るのもひとつの手かもしれませんね。

ネズミのガンバとその仲間たちの活躍を描いた大人気作『冒険者たち』。過去にもアニメ化され、話題を集めたこの作品が、2015年10月に劇場映画として公開されます。この機会に、ぜひ原作もお楽しみください。

冒険者たち ガンバと15ひきの仲間 (岩波少年文庫044)

冒険者たち ガンバと15ひきの仲間 (岩波少年文庫044)

 

ルドルフとイッパイアッテナ : 斉藤洋、杉浦範茂

この本は劇場でアニメの予告を観て面白そうだなと買ってみたのですが、大人が読んでも感動する名作です。本の厚さとしてはまぁまぁありますが、内容が面白いので一気に読めると思います。こちらもアニメから入るのもありではないでしょうか。 

猫と人間、それぞれの愛と友情の物語。 ひょんなことから、長距離トラックで東京にきてしまった黒猫ルドルフ。土地のボス猫と出会い、このイッパイアッテナとの愉快なノラ猫生活がはじまった……。 青少年読書感想文全国コンクール課題図書/第27回講談社児童文学新人賞 

ルドルフとイッパイアッテナ

ルドルフとイッパイアッテナ

 
ルドルフとイッパイアッテナ

ルドルフとイッパイアッテナ

 

怪人二十面相 : 江戸川乱歩

こちらも小学校時代に読んだ方多いのではないでしょうか。シリーズを全部読んだという猛者も少なくない事かと思います。ルパンシリーズと共に少年探偵団のシリーズも小学校の図書館に置いてあった率が高いと思います。

推理小説やこういった冒険活劇、奇譚をバカにする人もいますが、そんなことはありません。活字に慣れるという意味からも、ページ数も結構あるので厚めの本を読む練習としてもバッチリです。ぜひ、読んでみて欲しい逸品です。

ポプラ社の本がいいと思うのですが、ポプラ文庫クラシックと通常の文庫版のどちらを選ぶのかは迷うかと思います。個人的にはポプラ文庫クラシックを推しますが、理由としてはその装丁の素晴らしさからです。通常版の味わいも最高ですけどね。   

([え]2-1)怪人二十面相 江戸川乱歩・少年探偵1 (ポプラ文庫クラシック)

([え]2-1)怪人二十面相 江戸川乱歩・少年探偵1 (ポプラ文庫クラシック)

 

あとがき

読んでいただいてどうもありがとうございます♪ 本当は「SFこども図書館」でもなんでもいいので体系化されたシリーズを読むといいのですが、最近はそういった子ども向けの企画が無いのです。出版社も商売ですから売れない企画が通らないのはわかるのですが。「うんこドリル」とか「おしり探偵」とかウケればいいのでしょうか。

全国の小学校の図書館を狙っての企画は難しいですかね。前出の「SFこども図書館」は、いろいろな人に聞いても「小学校にあったよ」と応える人が多いです。子どもの頃に本を読む習慣をつけておかないと、大人になってからではなかなか読書に馴染めないと思います。出版社のみなさまよろしくお願いします。

もちろん、我々大人側もたくさん本を購入して支援する務めがあると考えています。